「お〜き〜た〜くん!」
背後から声をかけられて、市中巡回をしていた沖田は足を止めた。
「何ですかィ?旦那」
「今日何の日か知ってる〜?」
何やらニコニコと微笑むその顔には、何かある。
「今日ですかィ?―――あぁ・・・!」
銀時が何を言いたいのかわかった気がした。
「イタリアの初代国王の誕生日」
「そっち!?そっちなの!?そうじゃなくてもっと有名なのあるじゃん!!」
なんだ・・・。違ったのか。
「有名?――――ああ、そういえば・・・ケネディ大統領暗殺事件の犯人とされてたヤツを殺したヤツに有罪判決が出た日でしたね」
「知るかァァァ!!確かに有名な事件だけどそんなことまで知るかァァッ!!むしろなんでそんなのばっかりでてくるの!?そっちの方がスゲーよ!そんな物騒なことじゃなくて有名な日!!もっと平和な!」
「平和で有名?」
「そう!なんかこう、幸せな記念日!」
「幸せ?―――電車男が初めて2ちゃんねるに書き込みした日ですかィ?」
「そうじゃねェ!!確かにあの男にとっては運命を変えた記念日かもしれないけれども!!――沖田くん、わざとでしょ。わかってて俺のことからかってるでしょ」
「何なんですかィ?さっきから。用がないなら、これで失礼しますよ。俺ァ忙しいんです」
「忙しいってサボってんじゃん!今現在サボってんじゃん!!」
「それじゃ、さよーなら〜」
「あ!今日は・・・」
「そうだ。旦那にコレあげます」
そう言ってポイと何か投げる。
それはガサリと音を立てて、銀時の腕の中に落ちた。
「へ?」
「喰いすぎには気をつけてくださいよ。それじゃ」
そして本当に沖田は市中巡回へ戻っていってしまった。
見ると腕の中にはコンビニの袋が。
中には¥120の値札が貼られたままのマシュマロが入っていた。
マシュマロの袋にはマジックで"happy whiteday"と書いてあった。



ss後付けなので、絵おかしくてすみません・・・ッ!

初沖銀。
あのメンバーの中では、総悟が一番こういうのをやりそうなんでこのCPに。
きっと総悟は、どうやって渡そうとかきっと考えてたじゃないかなぁ・・・。
そんな時、銀ちゃんが下心丸出しでやってきた。
総悟は最初っからわかってたけど、なんかそれで素直にあげるのも癪に障るのでちょっとふざけてやりました。
そしたら、あまりに必死な銀ちゃんに、S心を刺激されちゃって、だんだんいじめたくなってしまいました(笑)
きょとんとする銀ちゃんを見て、にやりとしたに違いない。
銀ちゃんは経費削減のために手作りでしたが、総悟は自分の力量がわかっているので、買ったわけです。
恥ずかしいのでコンビニで。でも値札くらいとろうよ。

〜銀ちゃんその後〜
土方はたかりに行ったけど全無視。
高杉には会えない。
神威からのはもらったはいいけど、なんか怖いし。喰えねェ・・・。